ドラマ好き娘の独り言

ドラマの魅力を伝えたい、!!※ネタバレ注意

BORDER #01

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※ネタバレ含みます。ご注意ください。

第1話の副題は「発現」
現れ出ること、を意味する言葉。
物語のメインである「死者と対話できる能力」を主人公、石川安吾(小栗旬)が身に付ける、まさに「現れ出る」重要な回。


「人は必ず死ぬ」という小栗旬の語りから始まり、1発の銃声が鳴り響くところからスタートするこのドラマ。
開始15秒で主人公がめちゃ血流して死にかけてる、ちょっと怖い始まりかた。
死ぬ間際の想いを淡々と語るシーンを観てると
人の最期ってこんな感じなのかなと、ショックを受けながらも妙に納得してしまう。

オープニングで、
主人公が自身の目覚めた能力を解説するのが、なんだか名探偵コナンみたいで、、笑
急に教科書みたいな真面目さが出てきたな、という印象。


一家殺害された事件の捜査。
儀式である、事件現場を徘徊してるしているときに比嘉ミカ(波瑠)に出会う。
すごい若い、というかなんか幼さが出てる、、
まあ2014年放送だしなぁと実感。
波瑠は、個人的には元気系のキャラのほうが好きだなぁと思いました。

そして、石川は事件現場で目眩を起こすのですが、
その時、なんと目の前で死んでるはずの家族が生きた姿で見える。。
しかも背後から登場。
いや、普通に恐怖、、笑
「殺した犯人を捕まえてくれ」と訴え、近づいてくる被害者。
あー、このタイプのドラマね、はいはい。汗
ホラーが苦手な私。ちょっと観るのやめようかな、なんて思いました。笑


被害者から犯人は分かっていると伝えられた石川。
でも犯人にはアリバイが、、
警察はちゃんとした証拠がないと捜査に踏み切れないため、調べたいのに調べられないという歯痒い状態。
まぁ母親がなんかしてるんだろうなぁと薄々感じながらも、
証拠もないし、全然捕まえられなくて、こちらもムズムズ。


結局犯人の母親がアリバイ工作、証拠隠滅等をして、
というオチでしたが、これがもう泣いてしまうのシーンなのです。

石川が事故現場の写真と共に、犯人の母親に事件のことを淡々と話していくのですが、
まー写真が結構グロテスク、、
人の人生を奪うって、その重さって、えぐいなぁ。
てか殺害方法から考えて当たり前だけど、血の量多いなぁ。
なんて思いながら観ていました。

そして最も印象深いシーン。
登場人物の笑顔が少ないな、と思ったこの回。
それ故、亡くなった家族が満面の笑みを浮かべて写っている家族写真が際立ったと思います。
幸せそうな3人家族が、ピクニックしている写真。理想の家族な写真。
石川が1粒の涙を流しながら、その家族写真を犯人の母親に出すところが
もう、堪らなく、涙腺崩壊でした。
息子を想ったら助けずにはいられなかった母親が、泣き崩れるところは
母性を持つ人間なら誰もが共感できるだろうなと感じました。


そして、ようやく直接犯人を事情聴取する捜査一課。
犯人が被害者に向け言った言葉を耳元で石川が呟く。
犯人への怒りをそんな風に表現するのか、!
ビビりまくる犯人と同じ表情をして観ていました笑

被害者の子供が再び現れ、自分がおたふく風邪であることを石川に伝えて
それが決め手となり、犯人が自供し始め
事件解決。という内容でした。


「死ぬ」ということ、
「家族」の絆、
この一話で深く考えさせられた、初回から少々重い回でした。




>>#02に続く